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スリランカの旅〜トリンコマリーでの失敗

ピジョン島旅のスポット情報
この記事は約5分で読めます。

以前の記事でも書いたとおり、スリランカは世界一周の最初の訪問地だった。
そして最初だったがゆえに、まだ旅慣れていなかったし、心が縮こまっていたところもあって、うまくいかなことや失敗も多かった。
トリンコマリーでの思い出といえば、そういう失敗が思い浮かぶ。

トリンコマリーは、スリランカ北東部にある海沿いの街。
スリランカでは少数派であるヒンドゥー教やイスラム教の人たちが比較的多く住んでいるエリアだ。

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ピジョン島でスノーケリングしそこなう

トリンコマリー近くの海岸から沖合1キロメートルくらいのところにあるピジョン島は、美しいサンゴ礁と独特の植生が見られることから、国立公園に指定されて保護されている。
そこにボートで連れて行ってくれるツアーがあるというので、参加することにした。

この時はまだ、スリランカにきて最初に泊まった宿の斡旋で、ガイド兼運転手さんと二人で名所旧跡をめぐるロングツアーの最中だったから、ピジョン島へ行くのも、そのガイド兼運転手さんの勧めに従って決めた。

海辺へ行くと、小さな海の家みたいなものがいくつかあり、それぞれにツアー業者達がたむろしていた。
相場も業者の良し悪しもわからないし、ガイドがいるのだからということで、業者選びと値段交渉は彼に任せた。
どんなところだろうとワクワクしていいはずの状況なのに、この時点ですでに、気分はかなり落ち込んでいた。
なぜなら、そもそも、一人で気ままな旅がしたかったのに、ロングツアーをお願いしてしまったことに後悔めいた気持ちがあった上、旅先での行動や交渉までガイドに仕切ってもらっていることで、「こんなはずじゃなかった」という、自分にがっかりするような気持ちが心を占めていたからだ。

ツアー業者との交渉の中で、ピジョン島へ行ってからスノーケリングをするかどうかで値段が違うことを知らされ、どうするかと聞かれた。
僕は日本の沖縄や小笠原で経験して以来、スノーケリングは結構大好きだった。
息継ぎが苦手なため、足が立たないところでは怖くて泳げない僕でも、スノーケリングマスクとフィンをつけたらどこまでも泳いでいけて、美しいサンゴ礁と熱帯魚たちの戯れる別世界を心おきなく見ることができるからだ。
だから、普通だったら喜んでスノーケリングを申し込むはずなのに、この時はなんだかとても消極的な気持ちになって、「いらない」と答えてしまった。
自分で選んだものではない、人から与えられたもの、という感覚が、僕の心のわだかまりとなって、引っ込み思案にさせてしまったようだ。

島へ渡る船は、6、7人乗りくらいの小さなボート。
この日はあいにくの曇り空だったが、海に入ってしまえば関係ない。綺麗なサンゴ礁と熱帯魚たちを見ることができるはずだった。
島には大勢の観光客が国内外から訪れていて、大多数はスノーケリングを楽しんでいた。
そんな中で、僕は、一人島の中を歩き回ったり、ちょっとだけ海に入ってみたりして、それなりに楽しむことはできたけれど、やっぱり、「スノーケリングを申し込めばよかった」という後悔の気持ちを拭い去ることはできなかった。

トリンコマリーの宿で一悶着

僕が申し込んでいたガイド兼運転手付きのロングツアーでは、ほぼ全ての宿を予め決めていた。
ツアーを申し込んだ最初の宿で、おすすめの宿を紹介してくれて、それでオッケーなら予約までしてくれていたのだ。
後から分かったのだが、どの宿も、ガイド兼運転手を特別に安く泊めるシステムができていて、都合がよかったようだ。

ところが、トリンコマリーに限っては、予定を変更して立ち寄ることにしたため、宿を予約していなかった。
それで、僕がbookingドットコムを使って予約したのだが、国外で宿を予約するのはこれが初めてで、まだ宿選びに慣れていなかったこともあって、あまりいい宿ではなかった。
宿に到着して部屋を見せてもらったのだが、ガイドさんは、自分に割り当てられた部屋が気にならなかったようで、不満げな様子だった。
その後すぐ、ガイドさんがちょっと席を外している間に、店の主人が僕に手続きを求めてきて、書類を書いたり、料金を支払ったりした。
部屋を見た段階で泊まる場所をキャンセルするという経験がなく、予約した以上は泊まるものだという感覚だったので、言われるままに支払いを済ませたのだ。

ところが、ガイドさんは、戻ってくるなり、「何ー!もう宿代を支払ったのか?何やってんだ!」という反応だ。
彼と宿の主人との間でどんなやりとりがあったかわからなかったが、とにかく信用ならない宿だったらしく、宿を変更するか、泊まるにしてももっと交渉することがあったようだった。
そういう場合、払ってしまったらこちらの負けだから、最後まで支払いは留保するのがそこでの常識だったが、そういう選択肢があるという意識すら持っていなかった。

ガイドさんにもキレられ、あまりきれいではない宿に泊まることになって、テンションが下がっているところに加えて、この宿にはさらに問題があった。
騒音である。
特定の宗教についてとやかくいう気は全くないが、宿のすぐ隣に某宗教の施設があり、大音響で何やら唱える声を長時間流し続けるのだ。
おかげでほとんど眠れなかった。
スリランカといえば、2009年まで多数派のシンハラ人(主に仏教)と少数派のタミル人(主にヒンドゥー教)との激しい内戦が行われていた国で、イスラム教も交えて、宗教間対立の歴史がある。
今は表立った紛争を回避するために妥協しているが、それぞれが自派の存在をアピールする強い意志のようなものを持っているのではないかと、その時は感じた。

ガイドさんははっきり言わなかったが、仏教徒の彼もうるさくて眠れなかったのだろう。
ガイドさんはその後しばらく不機嫌だったし、宿の主人との一悶着と、騒音問題で散々な宿泊だった。
おそらく、長い旅の中でも一番後味の良くない宿泊が、初めて自分で予約したこの宿だった。

宿の主人は最後まで愛想良く、ニコニコ笑って見送ってくれたが、無愛想が一般的な国にあって、そういう愛想笑いをしてくる人間には気をつけた方がいいということは、その後徐々に分かってきたことの一つだった。

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