僕は森が好きで、特に巨樹巨木が大好きです
巨木の森と言えば、日本では、屋久杉で有名な屋久島ですが、僕は屋久島が大好きで何度も訪れています
そんな森好きの僕が選ぶ、世界一周の旅で感動した森ナンバーワンが、レッドウッド国立州立公園でした
この記事では、僕の実体験に基づき、レッドウッド国立州立公園の魅力と一味違った楽しみ方をご紹介します
レッドウッド国立州立公園の基本情報
レッドウッド国立州立公園は、カリフォルニア州北西部の太平洋沿いに位置しており、5,666ヘクタールもの面積があります
レッドウッド国立公園とジェディダイア・スミス・レッドウッド州立公園、デルノート・コースト・レッドウッド州立公園、プレーリークリーク・レッドウッド州立公園という3つの州立公園とを併せてレッドウッド国立州立公園と呼んでいます
この一帯の森は、なんと1億4500万年以上前の恐竜時代から存在しており、他の様々な動植物が絶滅していったのに対して、レッドウッドは、現代まで生き延びてきました
この一帯は、その独特の生態系が評価されて、1980年に世界自然遺産に登録されています
レッドウッド(セコイア)には、主に2種類あります
北カルフォルニアから南オレゴンにかけての太平洋岸沿いに生えているコーストレッドウッドと、シエラネバダ山脈に生えているジャンアントセコイアです
ここレッドウッド国立州立公園に生えているのはコーストレッドウッドです
ジャイアントセコイアは地球上で最も大きな生命体(体積が大きい)と言われているのに対し、コーストレッドウッドは地球上で最も背の高い生命体と言われており、樹高が110メートルを超えるものもあります
コーストレッドウッドの樹齢は、平均500年から700年ですが、中には樹齢2000年を超えるものもあるそうです
公園内には、その名のとおり、レッドウッドの巨木の森が広がっていますが、19世紀中頃に伐採が始まってから、多くのレッドウッドの森が失われ、現在は伐採前の5パーセントしか残っていないそうです
そして残っている森の35パーセントがこの公園に属しており、厳重に保護されているそうです
レッドウッド国立州立公園へのアクセスは、サンフランシスコから車で5時間30分、またはポートランドからも車で5時間30分と、いずれからもかなりの時間がかかるところにあります
ちなみに僕は、サンフランシスコからシャスタへ行き、そこでしばらく滞在した後、シャスタから途中で一泊してレッドウッド国立州立公園へ移動しました
サンフランシスコからレッドウッド国立州立公園までの太平洋岸沿いにも、良さげな場所がたくさんあるようなので、太平洋岸沿いルートで何泊かしながら移動するのも面白そうです
なお、カリフォルニア州の旅のルート探しや見所探しには、「Visit California」というサイト(https://www.visitcalifornia.com/jp/destination/spotligt-レッドウッド国立州立公園)が参考になりました
恐竜時代から残る太古の森、地球上で一番背が高い生命体、、、なんだか神秘的でワクワクするね
古代文明レムリアの森の生き残りとも言われているんだってね
レッドウッド国立公園の魅力と楽しみ方
巨木の森の威厳に感動する
この公園の魅力は、なんと言っても巨木の森の荘厳な雰囲気です
初めてその森に足を踏み入れた時は、レッドウッドのあまりの大きさと、信じられないような巨木があまりにもたくさん林立していることに驚きました
そして、嬉しさのあまりなぜか笑いがこみ上げてきて、一人で笑いなが「すごいよ、すごいよ」と言って歩いていたのを思い出します
タイムスリップして古代の森に迷い込んだような、あるいは地球ではない星の森に来たような感覚になり、魂が震えるほどの感動を覚えました
この森は映画スターウォーズの惑星エンドアのロケ地になっているし、ジェラシックパークのロケ地にもなっているんだってね
それもうなづけるね
この森に入ると、本当に、縮尺がおかしくなったというか、自分が小人になったかのような、不思議な感覚になります
しかし、その森の中をしばらく歩いていると、「もしかしたら、これが本来の森の姿なんじゃないか。」という気がしてきました
巨木がニョキニョキ生えている様子は、屋久島の巨木の森と似ていました
そして、屋久島の巨木の森を歩いていて感じたのと似たような、大きなものに守られた安心感も覚えました
屋久島は山としての面白さがあるので単純な比較はできませんが、巨木の大きさ、森の植物全体に占める巨木の割合の多さが圧倒的でした
豊富なハイキングルートを歩く
広大な森の中に、たくさんのハイキングルートが整備されていました
僕は、一日目、その名も「Big Tree」と呼ばれる巨木があるエリアの駐車場に車を停め、その辺りを周遊する「cathedrale trees trail」をゆっくり数時間かけて歩きました
同じ森の中でも、場所によって雰囲気は違いますし、次から次へと息を飲むような巨木が現れてくるので、その度に感動してしまい、全く飽きることがありませんでした
この時は行けませんでしたが、もっと深い森へ行くルートや、海岸に出るルートもありましたので、今度はもっと長期間滞在して、いろいろなルートを散策したいと思っています
なお、英語表記ですが、レッドウッド国立公園のハイキングやキャンピングなど総合的な詳細情報は、下記国立公園公式サイト内のレッドウッドのページで
巨木の森でキャンピング
僕は、アメリカ西部の国立公園を、できるだけキャンプをしながら巡っていたので、レッドウッド国立州立公園でもキャンプをしました
地図を見ると、先ほどのビッグツリーの割と近くに、「エルク・プレリーキャンプ場」というところがあり、行ってみると、空きがあったので、そこでキャンプをすることができました
結構高くて、一泊35ドルでした(2018年5月時点)
しかし、巨木のすぐ下にテントを張り、そこで、バーベキューをしたり、一晩中森の雰囲気を身近に感じながら眠ったことは、お金に変えられない素晴らしい経験でした
キャンプ場の注意事項 テントサイト
翌日は、キャンプ場の裏にある川沿いの散策路を歩きました
水がある場所というのは、また違った雰囲気を醸し出しているので、こちらのルートもお勧めです
最後は、この一帯に住む大型の鹿の一種「エルク」にも会うことができて、大満足でした
自然の中でのキャンプはたまらないね
特に巨木の下だと、気持ちよさそうだな
まとめ
- 世界自然遺産でもあるレッドウッド国立州立公園は、世界一背の高い巨木の森
- 豊富なハイキングルートを歩けば、太古の森、異世界の森へとトリップした感覚になる
- 目一杯堪能するなら、森のキャンプ場で宿泊するのが最高
- 森好き世界一周トラベラーから見て、屋久島と並んで世界で最も感動する森はレッドウッド国立州立公園だった
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