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ハワイ、マウイ島のおすすめは〜ハレアカラ国立公園のキパフルでキャンプ&ハイキング

旅のスポット情報
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僕が世界一周の旅で訪れた数多くの場所の中から、とっておきのお気に入りスポットとその楽しみ方の情報をご紹介しています

今回は、ハワイ、マウイ島のハレアカラ国立公園の中にあるキパフル(Kipahulu)地区についてです

ハレアカラ国立公園やその中にあるハレアカラ山については、別の記事で書きましたので読んでみてください!

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ハレアカラ国立公園の一角、キパフルとは?

キパフルの概要

マウイ島のハレアカラ国立公園は、ハレアカラ山地区とキパフル地区に分かれています

ハレアカラ山地区は標高3055メートルの休火山「ハレアカラ山」を含むエリアで、巨大なクレーター内のハイキングや夕日鑑賞・星空鑑賞がお勧めです

これに対してキパフル地区は、ハレアカラ山の裾野からその南東側の海岸にかけてのエリアで、森、滝、川、海といった豊かな自然が広がる地域です

ハレアカラ山は古くからのハワイアンの聖地ですが、キパフル地区も有名なオヘオ・ガルチ(別名オヘオ・プール、またはSeven Sacred Pools)などの聖地があるエリアです(詳細は後でご紹介します)

キパフルへのアクセス・ルート

キパフル地区は、マウイ島東エリアの南東側にあり、行き方としては、マウイ島の玄関口であるカルフイ空港から車で2時間ちょっとの37号線・31号線ルートと、同じく車で3時間くらいの360号線(ハナ・ハイウェイ)ルートがあります

37号線・31号線ルートは、島の北側にあるカルフイ空港から中央部を南下して南海岸沿いに東へ向かうルートで、海岸沿いに出るまでは道が広いので、比較的早く着きます(ただし、31号線は閉鎖されていることがあるので、事前に確認した方がいいです)

ハナ・ハイウェイルートは、島の東海岸沿いを時計回りに回って行くルートで、総じて道が狭く、曲りくねっているので、時間がかかります

しかし、いずれもキパフル地区との間に見所がありますし、道路からの景色も素晴らしいので、何か所か立ち寄りながら、のんびりと行くのがお勧めです

31号線ピイラニ・ハイウェイからの眺め

特に、ハナ・ハイウェイルートでは、途中にいくつかの滝、ワイアナパナパ州立公園や素朴で可愛いハナ地区、小さな教会など、ゆっくり見てまわりたい場所がいくつかあります

僕は、マウイ島では、まずカルフイ空港でレンタカーを借り、ほど近いプカラニ地区の宿に宿泊していました

そしてキパフル地区へ行くときは
① 1日目は、ハナ・ハイウェイでハナ地区方面へ向かい、ワイアナパナパ・キャンプ場(wai’anapanapa Campground)でキャンプ(1泊$12、予約可)⇦ここもオススメ
② 2日目はハナ地区などに立ち寄った上で、キパフルキャンプ場へ行き、近くのビーチで遊んでからキャンプ泊
③ 3日目はキパフル周辺を散策してその自然を満喫し、夕方、車からも絶景を見ながら31号線・37号線を通って、宿に帰りました

このようにハレアカラ山の周りを時計回りにぐるっと回る周り方は、宿泊した宿のオーナーさん(元ジャズシンガーのパワフルな日本人女性)から提案していただいたものですが、素朴な自然が大好きな僕の好みにぴったりで、とても充実した旅になりました

レンタカー運転時の注意

これはとても重要なことなのですが、キパフル地区近辺は狭いジグザグ道が続き、ゆっくり慎重に運転しなければとても危険です
特にマウイ島東海岸にあるハナ地区からキパフル地区にかけての道は狭くてすれ違いにも苦労しますし、カーブのたびにクラクションを鳴らす必要があるくらい見通しが悪いので、本当に注意が必要です

ちなみに僕は、ここで、すれ違いの時にタイヤを石にぶつけ、レンタカーのタイヤをパンクさせてしまいました
トランクにスペアタイヤとジャッキが入っていたのでタイヤ交換してことなきを得ましたが、シューッと空気が抜けていくときの茫然とした感覚は忘れられません
マウイ島でレンタカーを借りるなら、ジープなど車高が高くタイヤがしっかりした4WD車がベターです
運転が苦手な方は、ツアーを探すなどした方がいいと思います

レンタカーでのドライブ、危険なんだね

ちょっと脅しすぎたかな

僕は失敗してパンクさせたけど、慌てず時間をかけて慎重に行けば大丈夫だよ

それにパンクさせてスペアタイヤだったから、ゆっくり運転したおかげで素晴らしい景観のドライブを楽しめたよ
もちろん脇見はしないでね

では、次に、キパフルの楽しみ方をご紹介します

キパフルキャンプ場でのテント泊

キパフル周辺には見所も多いので、十分に楽しもうと思ったら、この地に最低一泊はしたいところです

キパフル地区内に宿はありませんが、キパフル・ビジターセンターから200メートルほど海側に降りたところに、キパフルキャンプ場(Kipahulu Campground)がありますので、このエリアの大自然をたっぷり味わいたい人、キャンプが好きな人は、キパフルキャンプ場に泊まるのがベストです

ここは、トイレ、バーベキューグリルとピクニックテーブルが備え付けられた広いキャンプ場で、素朴で開放的な雰囲気が心地良かったです

海との間には鬱蒼とした茂みや崖があって、直接海岸に行くことはできませんが、海は少し見えますし、波の音も聞こえます

僕が行ったのは2018年の6月で、とても過ごしやすい季節だったこともあり、夜、波の音を聞きながら満点の星空を眺めるのは、大自然の中のキャンプならではの至福の時間でした

また、キャンプ場から東方向(この後で出てくるオヘオ・プール方面)に伸びる散策路を少し行けば、海の眺めが素晴らしい眺望ポイント(クロア・ポイント)に出ます

キパフルキャンプ場
キパフルの海

この散策路脇には樹木の下などにいい感じの空間がいくつもあり、そこにテントを張って泊まっている人たちもいました(そこがキャンプ場の一部なのかどうかよくわかりません)

このキャンプ場を利用するのに予約は不要ですが、ハレアカラ国立公園の中なので、入園料を支払ってパスを得る必要があります(ハレアカラ山と同じ国立公園なのでどちらかのビジターセンターでパスをゲットしていればよく、パスは3日間有効です)

一般のパスは、車1台30ドル、バイク1台25ドル、自転車と徒歩は15ドルです(2020/5/21時点)

僕はアメリカ中の国立公園で使える1年間有効なアニュアルパス(80ドル)を持っていたので、それでオッケーでした

キパフル・ビジターセンターで水を調達することはできますが、食料を売っているところはないので、どこかで調達してくる必要があります
最寄りの商店はハナにありますので、ハナ観光のついでにキャンプの食料も買ってくるのがいいと思います

キャンプ場近くの海は危険すぎて遊泳禁止です
水に入りたければ、オヘオ・プールで泳ぐことも可能(ただし許可されていない場合もあるので要確認)ですし、車で30分余りハナ方面に行ったところにあるハモア・ビーチ(Hamoa Beach)コキ・ビーチ(Koki Beach)でも泳げます

ハモア・ビーチでは車を停めるところが見つからなかったので、コキ・ビーチで海水浴をして、グリルで料理するときに使うための流木や倒木を拾い集め、ハモア・ビーチでシャワーを浴びてキャンプ場に戻りました

ハナ地区で食材買ってきてバーベキュー!

楽しそうだね!

聖地を巡るハイキングとワイモク滝

キパフル・ビジターセンターにあった案内図がわかりやすいので写真を載せておきます

ここに「Campground」と書いてあるところがキパフルキャンプ場です
僕はここでキャンプした翌日、そこから海沿いにカハカイ・トレイル(Kahakai Trail)を歩いてクロア・ポイント(Kuloa Point)へ行き、オヘオ・ガルチ(’Ohe’o Gulch=オヘオ・プール)を見てクロア・ポイント・トレイル(Kuloa Point Trail)を歩き、そのままピピワイ・トレイル(Pipiwai Trail)を歩いてワイモク滝(Waimoku Falls)まで登り、キャンプ場に引き返してくるというルートで歩きました

カハカイ・トレイルは、平坦な茂みの中に所々木が生えている気持ちの良い散策路で、先ほども触れたように、キャンプ客なのかここで暮らしているのかわかりませんが、何組かテントを張っている人たちがいました

クロア・ポイントからの海の眺めは絶景でした

そこから、クロア・ポイント・トレイルの右側のルートへ入り、オヘオ・ガルチを見ながらビジターセンター方面へ向かいます

オヘオ・ガルチは、七つの聖なる池(Seven Sacred Pools)とも呼ばれるハワイアンの聖地で、古代のハワイアンがみそぎをした場所と言われています

ここではピピワイ川が階段状に7つの滝と滝壺の池を作りながら流れています

クロア・ポイント・トレイルには、ハワイアンの昔の家の作り方を紹介した建物や古い遺跡などが野外展示されていました

そして、なんといっても素晴らしかったのはピピワイ・トレイルです

ここはワイモク滝まで片道約3キロ、高低差約244メートルを登る散策路で、ゆっくり歩いて往復3時間から5時間の誰でも手軽に楽しめるコースでした

途中の景色は変化に富んでいました

鬱蒼とした森の中を歩いていると、途中、いくつもの小さな滝と滝壺が見えました
散策路から外れて、滝壺にダイブしている旅行者たちもいました

また、途中に驚くほど巨大なバニヤンツリーの大木が道の真ん中にドーンと立っていて、物凄い存在感を醸し出していました

さらに登って行くと、美しい竹林の中の道がしばらく続きます

そして、最後のクライマックスは、落差約120メートルのワイモク滝でした

滝のすぐ下まで行ってみましたが、岸壁全体に水が流れ落ち、なんとも言えない神聖な雰囲気が漂っていました

とても居心地が良かったので、僕はその場にとどまってその空気にしばらく浸っていました

そうすると、心の奥に残っていたしこりのようなものが全部流れ去ったような感じで、かつてないくらい気持ちがすっきりしました

世界一周の旅の中で、こんなふうに気持ちがスッキリする体験が何度もありましたが、旅の終盤で体験したこの感覚は、旅全体の中でも一番といっていいくらいの明るくクリアな感覚でした

なお、このトレイルは人気があって混雑することもあるそうですが、時期は6月半ばの過ごしやすい季節だったにもかかわらず、日本の行楽地のような行列状態ではなく、「たいていは見える範囲に何組か歩いているけれども、時々誰も見えなくなる」という感じでした

オヘオ・ガルチ
ピピワイ・トレイルの橋から見える滝
ピピワイ・トレイルの巨大なバニヤンツリー
ピピワイ・トレイルの竹林
ワイモク滝

森の中を歩くのは気持ちいいよねー

特に、綺麗な水が流れている場所って、最高なんだよね!

ハレアカラ国立公園、キパフルのまとめ

ハワイへ行くなら、ぜひマウイ島まで飛んでみてください

そして、マウイ島へ行ったなら、ハレアカラ国立公園の一部であるキパフル地区まで足を伸ばし

  • キパフルキャンプ場でのキャンプ
  • ワイモク滝までのピピワイトレイルなど、周辺トレイルのハイキング

をするのがおすすめです

アクセスはちょっと大変ですが、その分、大自然のパワーを感じる素晴らしい体験になります!