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芸術の楽園!ロシアのおすすめ世界遺産。エルミタージュ美術館の旅

エルミタージュ美術館旅のスポット情報
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※アイキャッチ画像は、ネヴァ川にかかる橋から見たエルミタージュ美術館の夜景

僕が世界一周の旅で訪れた数々の場所から、印象に残ったスポットやその楽しみ方などをお伝えしています

今回は、ロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタージュ美術館についてです

ここは、世界三大美術館の一つで、世界遺産にも登録されているロシアの超有名スポットです

三大美術館の他二つは、ルーブル美術館(パリ)とメトロポリタン美術館(ニューヨーク)で、これにプラド美術館(マドリッド)を加えたものを四大美術館と呼ぶこともあるそうです

僕は、他の三つは訪れたことがあったのですが、ロシアのエルミタージュ美術館だけは、行ったことがなく、どうしても行ってみたい場所の一つでした

今や日本のパスポートは世界一、旅をしやすい(多くの国にビザなしで入国できる)パスポートなのですが、ロシアは、数少ない「入国ビザ」をあらかじめとっておかなければ入国できない国の一つです

したがって、世界一周の旅に出る前に、日本でロシアの入国ビザを取得する必要がありました

正式には事前に日程や宿泊場所を確定して招待をもらい、ロシア大使館で手続きをするのですが、事前に日程や宿を決めるつもりはなかったので、若干費用はかかりましたが「ロシアビザセンター」という代行業者に手続きを依頼しました

そして、2017年12月、実際に訪れたエルミタージュ美術館は、期待以上の素晴らしいところで、「本当に来てよかった」と満ち足りた気持ちになりました

この記事では、写真多め、文章少なめで、印象深かった部分をざっくりとご紹介します
その場の雰囲気を感じていただき、いつか行きたい場所の候補を見つけるきっかけにしていただければ幸いです

なお、写真多めと言っても、そもそも一日や二日では到底見切れない無数の作品や数多くの展示室のごくごく一部分を紹介しているに過ぎませんし、一番有名な場所や作品の一部は載せていないので、実際に行った時の感動が損なわれることはありません

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エルミタージュ美術館の概要

夜の宮殿広場とエルミタージュ美術館

エルミタージュ美術館のそもそもの始まりは、ロマノフ王朝の女帝エカチェリーナ(エカテリーナ)2世(1729年生まれ。在位は1762年から亡くなる1796年まで)の個人的なコレクションでした

エカチェリーナは、1775年、自身のコレクションを展示するため、王宮であった「冬宮殿」の隣に、「小エルミタージュ」を建築しました

当時、フランス貴族の個人的な離宮をエルミタージュ(Hermitage)と呼んでいたそうです

その後、エカチェリーナはロシアルーブルを湯水の如く使って世界の名品を買い集め、1787年に「旧エルミタージュ」、1786年に「エルミタージュ劇場」が建築されました

さらにエカチェリーナの死後、一般公開されるようになるのとほぼ同時期の1864年に「新エルミタージュ」が建築されて、今のような姿になり、1917年のロシア革命後は、貴族から没収された美術品も加わってさらに充実したそうです

2014年には、向かい側にある旧参謀本部の建物が「新館」となり、こちらには印象派の絵画を中心とする近代の作品が展示されています

収蔵品は約300万点にも及び、たいへん広くて複雑な構造をしているので、1、2日で見るなら、ある程度テーマを絞って計画的に回った方が良いです

僕は、王宮の室内装飾を最優先とし、あとは、ヨーロッパの絵画を中心に、丸2日間かけて駆け足で見て周りましたが、それでも見られなかったエリアがあります

エルミタージュ美術館の展示

まずはチケットブースでチケットを購入し、クロークにコートなどを預けます

クローク

宮殿の室内装飾類

ここはロマノフ王朝の王宮
それぞれ趣向を凝らして美しく飾られた数え切れないほどの大部屋小部屋が、家具調度品とともに展示されています

当時の華麗な室内装飾、家具調度品類からは、他のヨーロッパ諸国とは一味違ったロシア独特の風合いがにじみ出ていて、不思議と安らぎと居心地の良さが感じられました

キラキラした部屋も悪趣味な感じはまったくせず、洗練されていて、センスが良い、という印象です

玉座

ニコライ2世の図書室は一番落ち着く部屋でした

こんな図書室があったら、毎日でも引き篭もりたいです

図書室

レオナルド・ダ・ヴィンチのほか、レンブラント、ルーベンス、ベラスケス、ゴヤなど、素晴らしい絵画がたくさんあり過ぎて、一つ一つをじっくり見ることができなかったのは心残りです

廊下もただの廊下ではありません
建物全てが芸術品でした

階段もまた芸術品でした

当時の衣装、装飾品なども数多く展示されていました
こんな衣装を着て宮殿の中で過ごしていた様子を想像するのも楽しかったです

彫刻も素晴らしいものがたくさんありました

歴代王室の人々を紹介した部屋もありました

写真の女性がエカチェリーナ2世

ライトアップされた夜のエルミタージュ美術館

雨に黒く濡れた王宮広場と漆黒の背景に浮かぶ建物たちが、幻想的でした

新館〜印象派を中心とした近代芸術

新館は、印象派の絵画が中心でした

ルノアール、セザンヌ、ゴーギャン、ピカソ、ルソー、マティス、ドガ、モネ、ゴッホ、カンディンスキーなど、素晴らしい絵画の数々にテンションが上がりました

エカチェリーナ二世について

エルミタージュ美術館の基を築いた女帝エカチェリーナも、実に興味深い人物です

ドイツの貴族に生まれ、15歳でロシア皇帝の妃候補となってサンクトペテルブルクに移り、程なく当時の皇太子ピュートルと結婚

不仲により夫婦関係は形ばかりのものでしたが、その代わり「秘密結婚」を含めて驚くほどたくさんの男性遍歴を重ね、何人もの男性の子供を生みます

エリザヴェータ女帝の死後、夫のピュートルが皇帝となりますが、軍やロシア正教会を味方につけてクーデターを起こし、夫ピュートルを廃して、自ら女帝となりました

啓蒙専制君主として積極的な外交を進め、ロシアの領土を広げるなどして「大帝」と称される一方、10人以上の公認の愛人、非公認を含めると数百人の愛人を抱えたとも言われています

その劇的な人生は、池田理代子の漫画「女帝エカテリーナ」など、様々な書籍、映画などに描かれています

4つ目にご紹介している本の「恋と美の狩人」という副題は、彼女にぴったりのイメージです

まとめ

ロシア、サンクトペテルブルクにある世界遺産、エルミタージュ美術館は、ルーブル美術館、メトロポリタン美術館と並ぶ世界三大美術館の一つに数えられるだけあって、本当に素晴らしいところでした

とりわけ元王宮の建物、室内装飾、調度品などは、見ているだけで豊かで満ち足りた気持ちにさせてくれました

丸二日かけても一部分しか見ることができなかったので、時間が取れるならもっと日数をとってゆっくり堪能するのがおすすめです

限られた日数、時間で見るのであれば、関心が高い展示に絞り、移動順路もよく考えて効率的に見た方が良いでしょう

入国ビザの必要なロシアですが、美に興味がある人なら、どんな手間をかけてでも、一度は見るに値する、今までで最高の美術館でした

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