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ヨルダンの旅〜①到着、そして世界遺産ペトラ遺跡へ

ペトラ遺跡旅のスポット情報
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僕が世界一周の旅で訪れた場所の中から、印象に残ったスポットやその楽しみ方、そこで感じたことなどをご紹介しています

ここで取り上げるのは、中東の国ヨルダン
とても思い出深い国なので、何回かに分けて記事にします
今回は、その1話目として、到着してすぐのエピソードと、ペトラ遺跡の第一印象についてです

ヨルダンは、初めて足を踏み入れた中東、アラブ、イスラム教の国

行く前は、中東への漠然とした印象と、イスラエル、シリア、イラク、サウジアラビア、エジプトに囲まれた位置から、危険がいっぱい、治安も悪い国、というネガティブな先入観を持っていました

そのため、ペトラ遺跡だけサクッとみて、次の目的地エジプトへ移動しようと計画していました

ところが、実際に行ってみると印象とは大違いで、結論だけ言うと、ヨルダンでは危険なことも治安に不安を覚えることもなく、むしろ世界一周の旅の中で最も面白かった国の一つでした

日本で流されている情報が、いかに偏っているかを実感したのが、ヨルダンでした

ということで、僕は、最初にペトラ遺跡へ行った後、予定を延長して、ワディ・ラムの砂漠ツアー、綺麗な海に面したリゾート地アカバ、首都アンマン、キリスト教の遺産が残る町マダバ、古代遺跡のあるジェラシュ、死海などを回り、ヨルダンを堪能することになりました

はじめての中東国は、先入観を覆す、本当にいい経験になったみたいだね!

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初の中東、ヨルダンに到着して

タクシードライバーとの攻防

バンコクからの飛行機がアンマンの空港に到着したのは、早朝5時20分頃

ビザ免除の入国手続きの際、うっかりクレジットカードを挟んだケースごとパスポートを渡してしまい、ちょっとドキドキしたが、何事もなく戻ってきた

手続きを終えて外に出ると、早朝にもかかわらずタクシードライバーが声をかけてきた

ヨルダンに来た第一の目的は、とにかくすごいと評判のペトラ遺跡を見ることだった

まずはペトラ観光の拠点ワディ・ムーサへ直行するつもりだが、タクシーでそこまで行くよりも、アンマンのバスターミナルまでタクシーで行って、そこからバスに乗った方が断然安い

タクシーの料金表
空港タクシーの公定料金表(2017年10月時点)

タクシードライバーは、ワディ・ムーサまでタクシーで直行した方がいいということをあれこれ言ってくるが、これまでの旅で、常套手段だと学んでいたので採用せず

不安でいっぱいの旅行者に対して、「あれはとても面倒だ」「あれはとても危険だ」と不安を煽り、「この方が楽だ」「こっちの方が安全だ」と甘い言葉で無難に楽をしたい心理につけ込むのが、お決まりのやり口なのだ

タクシードライバーだけじゃない
目につくようなコマーシャリズムはみんな同じ
詐欺師も同じ
会社みたいな組織や政治家も同じ
ときに身近な人間関係でも似たようなことが起こる。。。

バスターミナルの売店で通貨単位を勘違い

タクシーで到着したバスターミナルは、殺風景で特段の案内表示もないが、その辺にいる人に尋ねると、みな親切にワディ・ムーサ行きのバスを教えてくれた

敷地内にぽつんと立っている売店でお菓子を買ったが、その際「20」と言われて20ヨルダンディナール(今の日本円で約3000円)を支払った

その後、公衆トイレへ行って落ち着いて考えてみたら、一袋の小さなお菓子がそんなに高いなんておかしい

通過の単位を勘違いしたのだ
初めての国に入国したばかりで、お金の単位に慣れていない時にありがちな間違いだ

慌てて売店に戻ってみると、こちらがアピールする前に、店の親父が、「そうだよ。お金を間違って払っただろ。だから、さっき君に、『また戻っておいで』と言ったんだよ。外国にきたらお金の単位は気をつけなきゃね」と言って、20ヨルダンディナールを返してくれた

僕はほっとして20ヨルダンディナールを受け取り、その100分の1である20ギルシュを支払った

正直言って、さっき「また戻っておいで」と言われたかどうか、確かな記憶がない

しかし、本当にそう言ったのだろう、と僕は思った

それは店の親父の表情や態度から、なんの悪意もごまかしも感じられなかったからだ

実際は、そのまま戻ってこなければラッキーと思っていたのかもしれないけど、まあ、すべてはいい経験だね!

ヨルダンは危険か?「危険情報」の捉え方

タクシーやバスからの景色は、印象的だった

岩、石、砂ばかりのクリーム色の世界、同じような色合いの彩のない建物、所々に建つモスクなど、その異国情緒にテンションが上がった

未知の国、日本との違いが大きい国ほど、面白い

昼頃、ワディ・ムーサに到着し、スマホの地図アプリ「マップスミー」を頼りに少し歩いて、予約した「Petra Gate Hotel」に入った

初めて入国した直後の一泊目は、必ず事前に宿を予約しておくようにしていた

地理も人の様子もわからず、全ての荷物を持ってウロウロするこの瞬間が一番危険だと感じていたから

ホテルの主人はフレンドリーでいい感じのオヤジだった

彼曰く、「以前は日本人がたくさん来てくれたのに、最近はさっぱり来てくれない。テロ事件があったから、ヨルダンの治安が悪いと思ってるんだろうね。でも、今は安全だから、みんなに安全だって教えてあげてよ。」ということだった

確かに、「外務省海外安全ホームページ」を見れば、最近のテロ事件のことなどが書かれている

しかし、頼まれたから言う訳ではないが、少なくとも僕は、ヨルダンで身の危険を感じたことは、なかった

ヨルダンの旅全体を通して僕が体で感じたのは、「テロが起きたその時点の、その場所は危険だが、それ以外の時、それ以外の場所は安全だ。そして、事件が起きるときに、その場所に居合わせるかどうかは、運次第」ということだった

積極的に、あえてホットな紛争地帯に入っていくのであれば別だが、一般の旅行者が一通りの注意を払って過ごしている限り、テロや戦争に巻き込まれる確率は低い

窃盗や強盗の被害に遭う確率はもう少し高いだろうが、被害に遭わない可能性の方がかなり高いはずだ

人はネガティブな情報に大きく影響されすぎる傾向がある

逆の立場で考えたら分かりやすい

例えば、海外で会った外国人の何人かは、「福島の原発事故が起きた日本は、とても危険なところだ」と考えていた

この点は人によっていろいろな考え方があると思うが、ただ、日本にも福島にも人が暮らし、子供が遊んでいるわけで、日本で暮らす多くの人は、日本にいること自体がそれほど危険だとは考えていない

同じようにヨルダンにも多くの人が平穏に、幸せに暮らしている

これがシリアやイラクになるとどうかは、実際に行っていないのでわからないが、わからないのに、ニュースで押しつけられた印象だけで決めつけてはいけないな、とは思う

中東の国々やそこで暮らす人々のこと、イスラム教やその信者についても同じだ

ニュースは人を惹きつけることばかり発信し、人を惹きつけることは大抵、悲惨な事故や事件だから、情報はネガティヴな内容に偏る

本当のところはなかなかわからない

いろんな情報を探ったとしても、その情報が信頼できるかどうか、確かめる術を一般の人は持っていない

わからない中で、信用できそうに見える人が真実らしく話すことを盲信しないでいられるか
真相に近づくにはどうしたらいいのか

そういった力が鍛えられる機会が、もっと必要だなと感じた

例えば、海外の一人旅を経験すれば、実際に自分が感じることと報道されていることとのギャップを感じることができるだろう

真実に近づくにはどうしたらいいんだろうね

情報を発信する側には何らかの意図があることが多いから、そこを見なきゃね

情報は多角的に見て、出どころはどこか、そこは信頼できるか、根拠はあるか、その根拠は信頼できるのか、、、ということになるけど、結局、客観的な証拠を直接確かめることができない状態で何かを盲信するのは危険だよね

それだけに、違和感を感じる感覚を研ぎ澄ますことが大事そうだね

ペトラ遺跡は凄かった

土産物屋で罵声を浴びせられる

宿に荷物を置くと、早速ペトラ遺跡へ向かった

宿からは徒歩圏内だったので、周りの様子を観察しながらゆっくり歩いて行った

遺跡の入り口にある土産物屋を見ていたら、店の男性からいろいろ勧められるので、勧められるまま頭に巻いたりして試してみたが、特に欲しいものはなかった

店を出ようとすると、「何が不満なんだ。これを買えばいいじゃないか。ここまで試してみて買わないつもりか!」みたいなことをキレ気味に言われた

「特に欲しいものはなかったからだよ。さようなら」と言って店を出ていくと、後ろから、罵声が聞こえ、「お前の顔なんて2度と見たくねえ!」というところだけは聞き取れた

言葉がうまく出てこなくて、言い返せなかったが、後から考えたら、日本語でいいから言い返せばよかったと少し悔しかった

こんな時、昔の自分なら嫌な感情をいつまでも引きずったり、自分を責めたりしたかもしれないが、だんだん、「相手は相手。その人の感情に付き合う必要はない。それより自分のやりたいことに時間とエネルギーを使おう」という感覚が普通になってきた

ペトラ遺跡について

ペトラ遺跡の知識的なことは他に譲るけれども、ウィキペディアやヨルダン観光局ホームページによれば、要するに

・紀元前7000年くらいから人が住んでいた
・元はエムド人が住んでいたが紀元前6世紀頃からナバテア人が住むようになり、紀元前2世紀頃にはナバテア王国の首都になった
・中国とローマを結ぶ交易ルートの要衝として栄えたが、西暦106年にローマ帝国アラビア属州の一部となり、ローマ風の建造物が建てられるようになった
・その後、ローマ帝国が交易ルートを押さえるようになって衰退していき、2度の大地震などによって西暦749年頃に滅びた
・しばらくの間西欧世界からは忘れ去られていたが、1812年にスイス人探検家によって発見された
・現在も発掘調査中の世界遺産

というところである

ペトラ遺跡の入場料は高いことで有名で、一日券50ヨルダンディナール(7500円くらい)、二日券55ヨルダンディナール(8300円くらい)、三日券60ヨルダンディナール(9000円くらい)もする

エントランスからしばらく行くと、両側が高い崖になった「シーク」と呼ばれる狭い峡谷に入り、その間を延々と歩いて行った先に岸壁を削って作った巨大な「宝物殿」が現れる

ペトラ遺跡へのシーク
シーク
宝物殿
宝物殿

その先をさらに進むと、広大な岩の乾燥地帯に、岩をくり抜いて作った無数の墳墓群やローマ風の劇場などの遺跡が並ぶ広大なエリアに出る

墳墓群
墳墓群など

そこからさらに岩山の中の長い道と数々の遺跡が続き、一番奥まったところには宝物殿と同様に岩をくり抜いて作られた「修道院」と呼ばれる巨大な遺跡がある

修道院
修道院

遺跡全体の規模はあまりにも広大で、1日ではとても見切れない

歩いて全部を回るのは体力的にかなりきついため、観光客相手の馬車やロバなどを使う旅行者も多かった

僕は、1日目の午後は宝物殿とその先の劇場などのあたりまでいって、いったん宿に戻った

そして、夜、ライトアップした宝物殿で催される「ペトラナイトツアー」に行き、幻想的なペトラ遺跡を味わった

ナイトペトラ
ナイトペトラ

2日目には、朝から歩いて一番奥の修道院まで行き、帰りは歩き疲れて、若干の価格交渉の末、ロバやタクシーで宿に戻った

つまり、2泊3日で、3回、ペトラ遺跡を堪能した

ペトラ遺跡の感想

映画「インディージョーンズ」の舞台としても有名で、とにかくすごいと評判のペトラ遺跡だったが、実際に行ってみて、本当にすごい迫力だった

岩をくり抜いた建造物の中に入ったり、触ったりも自由にできるので、遺跡の中に座って、紀元前後の昔、実際にここを作ったりここで暮らしたりした人たちのことを想像して、タイムスリップしたような気分を味わう幸せな時間も過ごすことができた

くり抜かれた岩壁は、マーブル模様のような赤や黒の綺麗なラインが流れていて、ちょうどそれは、この地方の室内を覆っている布の模様とそっくり

昔暮らしていた壁の模様を再現したデザインなのかな

インディージョーンズの映画のことも思い出されたが、同時に、スターウォーズに出てくる砂漠の惑星のような感覚を強く感じた

それと、古代遺跡を観て感じるのは、人間の壮大なエゴ、あるいは自己顕示欲のようなものだ

人間は、少なくともこの数千年、その欲望を肥大化させてこの世界を創ってきたんだなと

そのおかげで大きな遺跡が残っているし、その延長線上に現代の便利な暮らしがあるのだが、同時に支配、争い、殺戮、戦争の歴史でもあるわけだよな、という感慨が湧いてきた

古代遺跡を見る面白さは、人類の歴史を感じる面白さでもあるんだね

まとめ

とにかく遺跡好きなら、ペトラ遺跡は絶対におすすめです

とても広いので、せっかく行くなら最低1泊、できれば2泊以上の時間を取って、ゆっくり全体を観たいところです

そして、ヨルダンは、おすすめの旅行先です

少なくとも2017年10月時点の僕が行った範囲内では、治安に問題はないように感じました

ペトラ遺跡の後もヨルダンの刺激的な旅が続きます

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