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旅から学ぶ健康の秘訣〜生命力が蘇る旅人ライフのすすめ

パイネの山道旅人ライフ情報
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このブログでは、世界一周などの経験から感じた幸せな生き方のヒントを紹介しています

今回は、健康について

現代日本に生きる多くの方が、何らかの体調不良や健康不安を感じているのではないでしょうか

肩が、腰が、首が、、、
頭の調子が、お腹の調子が、、、
そもそも元気が出ない、いつも疲れていて、、、

僕も、外面的にはスポーツ大好きで元気そうにやっていましたが、幼少期から様々な健康上の問題に悩まされ、社会人になってからは過労とストレス、それに伴う食生活など生活習慣の乱れによって健康を損なうこともありました

僕が生き方を変えたのは、「このままでは、本格的に身体を壊してしまいそうだな」と感じたことが一つの大きな理由でした

それが、生き方を変えてから、徐々に体調が良くなり、世界一周の旅の途中からは、自分でも驚くほど元気になりました

健康について、と言っても、僕は医学の専門家ではありませんので、旅の中で自分が感じた驚きについて、感じるままにお伝えすることで、読んでくれた方々の何かのヒントやきっかけになれば幸いです

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傷がみるみる治っていく、驚異の回復力

僕が自分の体の変化に一番驚いたのは、世界一周の終盤に訪れたハワイのカウアイ島でのこと

僕は、「Lazy Farmer Ranch」という、最高に素敵な宿泊場所にしばらく滞在していました

その間のある晴れた日、道路にはみ出た竹を刈る作業をしていて、ノコギリで指先を少し切ってしまいました

ほんのちょっとした切り傷ですが、過去の似たような経験からすると、傷が治るまでに数日かかるようなイメージでした

ところが、その場で傷口をペロッとなめて傷を眺めていると、あっという間に出血が止まり、みるみるうちに、という表現がぴったりくる速さで傷が塞がってしまいました

もちろん傷跡はそれなりに残っていましたが、僕の印象では1、2日たった後くらいの外観に見えました

「えー?なんじゃこりゃ?」とびっくりして、塞がった傷跡を見ながら、自分の身体の回復力、もっと言えば生命力みたいなものが驚くほどアップしていることを実感して、無性に嬉しくなりました

その時点で日本を出てすでに9ヶ月くらい経過し、世界中の大自然に触れて来た後でしたし、カウアイ島では毎日豊かな自然と魅力的な人たちに囲まれる生活をしていました

余計なことは考えず、日々、その時々の世界の美しさを感じているだけで、心は充足感に満たされていました

そんな「楽園」の中では、人間の身体もバランスがとれ、最高のパフォーマンスをするものだなと、僕は感じました

Lazy Farmer Ranch
カウアイ島、Lazy farmer Ranch

シャンプーは、なくていい

子供の頃から、精神的なストレスが、よく皮膚のデリケートな部分に症状となって現れていました

だからというわけではありませんが、習慣的に、ほぼ毎日お風呂に入り、シャンプーで洗髪、石鹸でゴシゴシ身体を洗うのが当たり前になっていました

それでも、頭皮や顔が脂ぎり、フケや垢がたくさん出ていました

しかし、仕事を辞めてから、あるところで、「湯シャンんだけで十分ですよ」という話を聞き、最初は信じていなかったものの、その後、少しずつ試すようになりました

石鹸も、信頼できる友達が手作りしたものを必要最低限だけ使って、必要以上に毎日使うようなことは控えるようになりました

そして、旅に出てからは、荷物を少なくしたいとか、宿に備え付けの何が入っているかわからないものを使いたくないとか、環境に悪影響を与えたくないなどの理由から、思い切ってほぼ湯シャンだけにし、石鹸で身体を洗うのもときたま必要最低限の部位だけに留めるようにしました

その結果、どうだったかというと

皮膚や頭皮の状態が、信じられないほど改善しました!

旅の間、皮膚のトラブルは皆無、男性の僕が言うのもなんですが、肌が適度のしっとり感とハリを保ち、自分でも肌が元気になっているのがよくわかりました

頭皮や顔からも余計な脂分が出ず、嫌な感じのフケも出ず、ハイペースで薄くなっていた頭髪も、ふさふさになる、とまではいきませんが、現状をキープないし若干復活してくれました

これらの変化は、シャンプーや石鹸を使わなくなったことだけに起因するわけではなく、この後述べるような事情全体の結果だとは思いますが、少なくとも自分にとって、シャンプーや石鹸を頻繁に使う必要はない、ということがわかりました

身体は必要な常在菌と共生しており、それらを含めて殺菌消毒してしまうことには重大なデメリットがあるのではないか?ということも感じます

そうすると、過去、毎日のようにシャンプーや石鹸を使っていたのはなんだったのか?と思います

身体は必要な脂分の量や表皮の量がわかっていて、必要なものだけを皮膚に供給しているのに、毎日それを取り除いてしまうから、体が「これではいけない」と必死になって働いた結果、脂分を出しすぎて脂ぎらせ、余分なフケや垢を出していたのではないか?

身体本来の働きの成果を石鹸やシャンプーで削り取り、それをまた別の化粧品や薬などで補うというループにはまっていたのではないか?

人工的なものをやめてあるがままにするのが一番健康的だとすれば、僕たちはコマーシャリズムに完全に洗脳されていた、ということになるのではないか?

そして、これと同じようなパターンが、生活の様々な部分、例えば医療などにおいても、繰り返されているのではないか?

という想いが湧いて来ました

食事は気をつけすぎない方がいい

僕は、昔から胃腸の調子がよくなくて、特に、快便という感覚をほとんど知らずに生きていました

調子の良くない状態が普通だったので、ここ数年、毎日快便という状態を経験して初めて、「以前は、本当に体調がよくなかったんだ」と知ったわけです

よく、「海外の旅に出るとお腹を壊す」という話を聞きますし、実際に僕も3回くらいはお腹を壊しましたが、それらも重症には至らず、逆にそれ以外の時は、快食快便な日常でした

飲み食いするものには一応の注意を払っており、生水は極力飲まないようにしていましたし、食べ過ぎないようにしていました

(お腹を壊した原因を振り返ると、たいてい食べ過ぎたときでした。逆に粗食の時期が最も健康だったように思います)

それでも、日本とは異なる食文化の中で、とても衛生的とは言えないローカル食堂や屋台などを頻繁に使っていました

どうして胃腸が快調だったかを振り返って考えてみると

一つには、ストレスが少なかったこと

一つには、身体の声に従うようにしていたこと
つまり、「これは食べない方がよさそうだぞ」とか、「これ以上食べない方がいいぞ」「ここで食べるのはこれじゃないぞ」といった体の声、カンのようなものをできるだけ感じて、それに素直に従うようにしていたのです

もう一つは、これも科学的に検証した話ではなくて、あくまでも感覚的なことなのですが、世界中の細菌類を適度に体内に取り込んだことが、いわゆるバイキンに対する耐性を強くしてくれたような気がします

もちろん、一度に大量の細菌が入ってくると、体の防御システムが対応しきれなくて体調不良や病気を引き起こすでしょう(一つのものを食べ過ぎるのもこれに結びつきます)

しかし、ちょっとずつ適当に入ってくる分には問題ないし、むしろ、うまく細菌と体が共生したり、体が細菌に対抗する能力を上げたりして、耐性が広く、強くなるように感じました

ですので、「バイキンもちょっとずつ体に取り込んで行こう」というくらいの気持ちで、食事には、気をつけすぎない程度に注意して暮らすのが、ちょうどいいと思います

先ほどの、シャンプー・石鹸の話とも通じますが、昔、不衛生で病気が蔓延して大変だった(と言われている)時代のトラウマからは卒業して、むしろ行き過ぎた潔癖症を見直した方がいいなと感じることが多いです

ルアンパバーンの屋台
ラオス、ルアンパバーンの屋台

規則正しい生活は体に悪い!?

勤め人をしているときは、休日以外、毎朝決まった時間に出勤して、決まった時間に休憩をとり、夜も大体同じような時間(多くは深夜)に帰宅して寝る生活が続きました

食事もそれに合わせて、通常は1日3食、ほぼ決まった時間に食べていました

どんなに眠くても、疲れていても、遅刻することは許されないので、体に鞭打って出勤しました

どんなに眠くても、基本的には勤務中に居眠りすることはできませんでした(うっかり眠ってしまうことはありました)

そして、お腹の空き具合とは関係なく、決まった時間にほぼ同じような量のご飯を食べていました

このようにほぼ規則正しい生活をしていましたが、「そのおかげで体調が良い」、という実感はありませんでした

これに対して、バックパッカーの旅ぐらしは自由です

旅程は自分で決められるし、変更しても誰も困りません

眠りたい時に寝て、起きたいときに起きる生活

1日何食などと決めずに、お腹が空いたら食べたいだけ食べる生活

移動すれば時差もありますし、とにかく規則正しい生活とは真逆の不規則な生活でした

しかし、基本的に体調はとても良かったのです

「生活が不規則だから調子が悪い」、と感じたことはありませんでした

むしろ、僕は朝が苦手なので、起きたくなるまで寝ているという行動が、1日の体調をとてもよくしてくれた気がします

食べたいときに食べたいものを食べる、という行動も、前述の胃腸の快調さにつながっていたかもしれません

人それぞれ性格や特技、食べ物の好みなどが違うように、寝食のパターンや、どの程度の規則正しさが心地よいかなども、個人によって違いがあって当然ではないでしょうか

それを、1日3食しっかり食べ、早寝早起きの規則正しい生活を送るべきだ、と決め付けるのには違和感を感じます

むしろ、健康に良くないのは、眠いのに時間だから起きる、お腹が空いていないのに時間だから食べる、といった、体の要求とはずれた規則正しい行動を強制することです

「だから、早起きできるように早く眠ればいいのだ。規則正しく食べていれば、ちょうどいい時間にお腹がすくはずだ」という声が聞こえて来そうですが、人によって、あるいはその時々の環境や心身の状態によって、睡眠や食事のタイミングがずれることもあるのが自然だと思います

それでも規則正しい生活を押し付けるのであれば、そこには人を効率的に都合よく働くロボットとして見る視点が入り込んでいるかもしれません

スリランカのビーチ
スリランカのビーチ

サバイバル・ストレスが生命力を蘇らせる

旅ぐらしの体調が良かったのは、勤め人生活につきまとう類のストレスがなかったからだ、ということは、自分の感覚として断言できます

かつては毎月マッサージやカイロプラティクスに通っても解消されなかった肩こりが、仕事を辞めた途端に治ったのはわかりやすい例です

しかし、旅ぐらしにもストレスはあります

慣れない外国の一人旅、言葉の不自由さ、次の目的地への移動、宿泊先の確保、数々のトラブル、治安の悪さへの警戒など、いつもどこかで緊張した状態が続きました

それなのに、そのストレスのせいで体調が悪くなった気はしませんし、むしろ健康状態はよくなりました

旅に出る前は、高い山への登山や長距離のトレッキングに大きな不安を感じていましたが、パタゴニアやマチュピチュなどでのかなりシビアなトレッキングも歩き遂げることができたのは、自分の体力への大きな自信になりました

旅のストレスは健康を害さず、むしろ元気になるのはなぜか?

僕が感じたことを挙げると

一つめは、人から指示されてやっていることではなく、完全に自分のわがままで、自分の好きなように自由にやっているということ

仕事をする中でも、その人の裁量が大きいほどストレスが小さいと言われていますが、旅ぐらしは、すべて自分の自由裁量です

これに関連して言うと、旅ぐらしは、誰かの利害に関わらないので気楽です
逆にいうと、誰かに迷惑をかけること、誰かの怒りを買うことへの怖れが、不健康なストレスの源になっているのかもしれません

二つめは、旅のストレスは、個人の力で生き抜くこと、言い方を変えると、ダイレクトにサバイバルに関するストレスであり、継続する仕事や人間関係のストレスとは異質だということです

旅では、生存そのものにタイレクトに結びつく、生きていくためのコミュニケーション、生きていくための創意工夫、生きていくためのチャレンジを経験しています

こういった経験は、普段、現代日本で生活していく上では、出会わないものです

サバイバル体験の究極は、無人島やジャングルに一人取り残されるような状況です

そこまで極端ではないけれども、僕にとって、初経験の海外バックパック一人旅は、サバイバル的な要素がとても強かったのです

サバイバルの状況は、人類が長い期間経験して乗り越えて来たことで、ストレスとそれに対する体の反応は、まさにサバイバルのために進化させた能力でもあるはずです

したがって、原始時代に経験したのと同じようなサバイバル体験をすることは、人間本来の生命力を蘇らせて当然なのかもしれません

実際、僕は、そういうサバイバルを乗り越えるプロセスを重ねるごとに、体と心が生命力を取り戻していきました

三つめは、大自然のパワーをチャージできたことです

旅の中では、都市にも行きましたが、田舎や大自然の中がほとんどでした

僕が行きたかったところは、そういう場所だったからです

日本国内だって、大自然の中へ行けば、虫がいたり、天候が荒れたり、熊に怯えたり、いろいろな不便があったりして、ストレスがあると思いますが、普通、そのせいで健康を害したりはしませんよね

人類の歴史の中で、人が自然と離れて暮らすようになったのはごく最近のことで、人類は、その歴史のほとんどを、大自然の中で暮らし、大自然に合わせて進化して来たわけですから、どんなに不便や危険があっても、大自然の中にいることが一番健康にいいというのは、ごく自然なことだと思います

以上の3つの要因を考えると、現代日本人がいかにストレスに害されているかわかります

大自然と切り離された都市の中で暮らし、便利ではあるけれども、サバイバル、言い方を変えると生きることそのものへの手触りを忘れて、他人の要望や指示命令に応えようと、心身に鞭打って生活する状況は、心と体にとても大きな負担をかけているように見えます

タイ、クワンシーの滝
タイ、クワンシーの滝

まとめ

生命力が蘇る旅人ライフのヒント

1 豊かな自然と気の合う仲間に囲まれた「楽園」で暮らす
2 シャンプー、石鹸に頼らない(身体本来の差配に委ねる)
3 食べ物に関して潔癖になりすぎない(細菌とも共生する)
4 寝たいときに寝て、食べたいときに食べる(体の声に従う)
5 大自然と繋がり、自由に、擬似的にでもサバイバルする

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